交通事故の死亡事故の年間件数
交通事故による死亡事故の年間件数は、年々減少傾向にあります。
2020年の死者数は3,000人を割り、統計を取り始めてから最も低い数字となりました。
これは大変喜ばしいことです。高度成長期に入り車が普及し始めると共に交通事故の数も増え、年間の死者数が16,000人にも達した時もありました。
その時から比べると、5分の1以下にまで減少しています。
日本は世界に類を見ないほどの高齢者社会になっており、高齢ドライバーによる事故が社会問題になっているのも事実ですが、それでもなお死亡事故が減っているのは、ひとえに車の安全性が向上しているからでしょう。
人間の目や判断よりも早く車が危険を探知し、その危険を回避するために自動でブレーキをかけたり、ハンドルを操作したりしてくれます。
これは本当に驚くべき技術であり、心強いものです。完全自動化もすぐそこまで来ています。
そうなれば、ますます死亡者数は減少していくことでしょう。
交通事故と死亡事故に遭遇する確率はどれぐらいか
公道は歩行者だけでなく自転車や自動車も走るので、いろいろなパターンの交通事故が起きることがあります。
自動車同士が衝突したり、自動車と歩行者や自転車が衝突するようなケースもあるので、何かしらの交通事故に巻き込まれてしまうのは珍しいことではないです。
実際に交通事故に遭遇する確率としては年間の発生件数によっても変動がありますが、大体数%ぐらいだと考えられます。
余り外を出歩かない人であればリスクが小さくなりますし、頻繁に自動車を運転する人はリスクが多少は高くなるかもしれません。
死亡事故になると遭遇する確率はより少なくなり、1%に満たないレベルになってきます。
新聞やテレビで死亡事故を扱っていると頻繁に発生しているようなイメージもあります、ドライバーの人口から考えるとそこまで多くはありません。
被害が小さい交通事故も含めると多くのドライバーが一生の内に遭遇する可能性はあるので、日頃から安全運転を心掛けるのは大切です。